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ugoの日々の開発・生産について

学生と社員のダブルポジションから、プロのエンジニアへ

こんにちは、ugo Tech Blog編集部です。今回の編集部インタビューシリーズは、ロボット開発部 ロボティクスエンジニアの大霜 康晃さんです。大霜さんはugoの古参メンバーでありながらも最年少です。学生時代からインターンとしてugoに参加し、その後社員として登用されました。現在は、プロのエンジニアとして活躍しています。それでは、大霜さんの経験からugoとロボット開発の魅力に迫ります。

ugoにジョインした理由は?

ーー大霜さんが、最初にugoにジョインしたのはどんなきっかけですか?

大霜 康晃さん(以下、大霜。): 2020年3月にugoのメンバー募集のサイトを見て応募しました。当時、千葉工業大学の4年制の3年生のころでした。

ーーその時、どんな勉強をしていたのですか?

大霜: 私は千葉工業大学先進工学部未来ロボティクス学科に所属していました。研究室に配属されたばかりで、コロナ禍が始まる直前でした。そのため、その後の状況が私の経験に大きく影響を与えました。

ーーどんな期待をしてugoにジョインしましたか?

大霜: 学科ではロボットに関して広範囲な学びがありました。駆動系から知能系まで非常に多岐にわたります。しかし、それだけでロボット開発の現場で活躍できるのか、という不安もありました。ugoで深い専門知識と実践的な経験を積めると感じ、ジョインしました。 しかし、いざジョインすると研究室より少ない人数の4名しかいない、設備もほんとどない事実を知り驚きました。本当に、ロボット開発できるんかなと(笑)

学生時代の経験とugoでの成長

ーー研究室とugoでの開発スタイルを比較すると、どのような違いがありますか?

大霜: まったく違いますね。とくに研究においては、安定性はあまり気にしない。チャンピオンデータという言葉があるのですが、欲しいデータや結果がでれば、その後、壊れてしまってもいいやという考えです。ugoは量産品のロボットなので、安定性、コスト、使いやすさ、安全性など考えるポイントが多岐にわたります。 ジョインしたころは、ugoのアームの量産に携わっていました。最初は誰でも組み立てられるようなものではなかったのですが、徐々に改良して誰でも組み立てられて、安定的に稼働できる物になってきました。

ーー大学院進学と社員登用の決断の理由とは?

大霜: 非常に悩みましたが、松井(ugo代表取締役CEO)さんからの提案と、ugoでの仕事の魅力に惹かれて決断しました。週に4日はugoで働き、残りの時間で大学院の勉強をしました。この経験は私にとって、多くの学びと成長の機会を提供してくれました。さまざまな視点から多くのことを学び、様々な状況で自分を試すことができました。 大学院では、自分と同じスタイルの人は他にいませんでした。大学での立場としては先輩であり、ugoでは最年少の立場でした。このように、さまざまな立場から多くのことを学び、経験することができました。また、大学の先輩たちからは、「給料があるんだから、おごれ」とよく言われました(笑)。

ugoでのチャレンジと達成感

ーーugoで最も印象に残っているプロジェクトは何ですか?

大霜: 2021年の社員登用後は、生産関連だけでなく、ソフトウェア開発にも携わっています。まずはアーム関連ですね。アームのアルゴリズムを高度化させるプロジェクトです。 とくに、ugoのアームを使ったエレベーターのボタン操作です。ほかには、物体の把持や、ドア開閉のトライなどを行っていました。 2023年になってからは、ugo miniの開発や、G4シリーズへの各種機能の移植を行っております。 ugo go! 2022では、安川電機のmoto miniのugo platform連携の展示を行いました。ここで用いたROSベースでの連携や、エンドエフェクターとして用いた電磁石は、大学での講義内容からヒントを得ております。

ーー具体的な技術やスキルで、特に成長を感じるものはありますか?

大霜: なんでも広範囲にできるようになってきたと感じます。CAD使ったりも、ソフトウェア開発が主ではありますが、行っています。振り返れば、大学でロボット全般を学んでいたおかげと感じますね。ロボットは広範囲の技術が複雑に絡み合うプロダクト。総合的な知見は非常に重要です。

ーー大学院の卒論はどんな内容でしたか?

ロボットを使ったドアの開閉と侵入です。まさに、大学での学びとugoでの経験の両方があってこそ、書けた内容になったと思っています。

ーーロボット業界を志す学生の皆さんへぜひメッセージを

大霜: ロボットは関わってくる技術がたくさんあるので大変な分野だとは思いますが、その分やりがいのある分野だと思います! 僕はこの分野が伸びてくることで社会が一歩先にいくのではないかと信じているので、ぜひロボット業界に関わって一緒に盛り上げていきましょう!そしてその踏み込んだ先がugoであればいいなと思います(笑)


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